2019年1月から2月まで開催された男子サッカーのアジアカップ決勝では、ある大きな出来事に関心が集まりました。
それは大会中に正GKの権田修一選手のポルトガルリーグ移籍が決まった事で、スタメン全員が海外組で占められたという点です。
さらに途中出場した選手の中で伊東純也選手だけは決勝開催日時点で国内組だったものの、決勝の翌日にベルギーリーグ移籍が発表されました。
このように、今やサッカー日本代表とは完全に海外組が中心となっており、国内組がスターティングメンバーに食い込むことは難しくなってきています。
一方で、日本と欧州は距離が遠い事、また国内組にチャンスを与えるという意味であまり重要ではない大会に関しては国内組だけで臨む場合も出てきました。
ヘビーなサッカーファンではない人達は国内組中心の代表戦にはあまり関心を示さない面もありますが、目の肥えた玄人や評論家はそういった大会を楽しみにしていると言われています。なぜなら、海外組中心で臨む大会とはまったく違うフレッシュなスタメン構成になるからです。
国内組だけで臨んだ代表戦においては、代表生き残りをかけた戦いの中でこれまで多数のニュースターが発掘されてきました。
そんな中、国内組のモチベーション維持のためにも、Jリーグ関係者達からはこれまで以上に国内組だけで臨む大会を増やす事が求められています。