1993年に発足した当時、Jリーグには1部リーグ(のちのJ1)しか存在しませんでした。そして最初の数年間は1部の降格はなく、JFL(のちのJ2)上位2チームが1部に昇格するという形がとられていたという歴史があります。しかし1部リーグのチームが増えすぎたため、1年あたりの試合数を減らす事などを目的として、2部構成にリニューアルする事が決定します。そして1999年に「Jリーグ」はJ1へと名称を変え、「JFL」はJ2へと名称を変更しました。
その年の秋には小野伸二などスター選手が揃う浦和レッズの陥落が決定し、翌2000年シーズンはJ2の面白さが大きくクローズアップされたところがあります。なお、一度J2に陥落すると主力の流出はなかなか避けられません。2000年の浦和に関しては主力の大半の引き留めに成功したものの、1年でJ1復帰できないと大量に選手が流出してしまう可能性もあるため選手もファンも必死です。そういった環境の中J2の試合を会場まで観に行くと、真剣な表情でプレーする選手の姿や熱烈な応援をするサポーターの姿を間近で見ることができます。またレギュラーシーズン終了後にはJ1の16位とJ2の3位から6位までが参加するプレーオフが開催されますが、そこでの真剣勝負も見ものです。
J3に関しては各地域のチームだけでなくJ1のU-23(23歳以下)チームも参加しています。J3に関しては2019年時点で下部リーグ(JFL)降格リスクがない中、特にJ2昇格とは無関係のU-23チームの選手達は負けを恐れる事なく思い切ったプレーができます。つまり、特にU-23チームの試合においては失点を恐れない攻撃的なサッカーを見られるのが魅力です。